撮影設定
野鳥撮影においてカメラの設定は良い画質の写真を撮影するための重要なポイントで非常に難しく面白い部分です。
こちらの章では入門者〜設定に悩んでいる方の為に設定方法を超シンプルにまとめてございます。
複雑な設定は抜きにして、ターゲットと遭遇した時に落ち着いて目の前の被写体と向き合うことに集中してください。
うまく撮影できればそのままの設定で成功体験を積み重ねてください。
うまくいかない場合は立ち止まって考えてみてください。なぜ、失敗したのだろうと…
そこで考え試行錯誤することが、カメラマンの醍醐味です。
失敗から得るものは非常に多いですよ。

@AFフレーム
写真において非常に重要なピント合わせ。どんなに高性能なカメラを使っていても扱うに人間がしっかりと主題にピントを合わせなければ、主題がブレた残念な写真になります。
どのカメラメーカーの機種でもAFフレームというものがあり、このフレーム内の被写体に対してピントを自動で合わせますよというオートフォーカスという機能があります。
AFフレームが小さい物から大きい物、画面全体から探してくれる3パターンに大別されます。
この3パターンを自分の指先の使いやすい位置にボタンカスタマイズをしておくとピント合わせの上達が早いです。
初心者の方は画面全体のフレームからスタートし、慣れてきたら大きめのAFフレームを選択してその枠内に主題を入れる訓練をしましょう。
森や障害物が多いシーンでは小さめのフレームが役に立ちます。野鳥のそばに枝や葉が茂っている場合、その障害物が枠内に入らないように主題を枠内に合わせます。
そうすると主題に向かってカメラのオートフォーカス機能が素早く稼働する確率が高くなるので、ファインダーを覗きながらしっかりピント合わせしましょう。
AFフレームを適切に選べるようになることで、被写体へのピント合わせが素早くできカメラが手に馴染んできます。
A撮影モードを選びましょう
カメラ初心者で設定に自信がない方→Aへ
マニュアルモードが慣れている方 →Bへ
A) シャッター速度優先モード
1/800〜1/1600秒 :あらゆる野鳥
1/2000〜1/4000秒:猛禽類・ツバメ等特に動きの速い野鳥
この2種類のシャッター速度の使い分けは非常に重要なので覚えておきましょう。
シャッター速度優先モードの利点は野鳥の動くスピードに合わせて、シャッター速度を迅速に変更できる事です。
また、カメラが自動で明るさ調整をしてくれるので、被写体をファインダーに入れ、どの位のシャッタースピードで撮影するかだけを考えて、ピントを合わせてシャッターを切るだけです。
撮影場所によっては暗くなってしまい写真にならない場合もあります。小鳥の場合、1/1600秒でファインダーが暗くなってしまったら1/800秒のシャッタースピードにしてみましょう。
そうすると明るく撮影できるかもしれませんが、動きが早い被写体の場合は被写体ブレを起こすので1/1000秒や1/1250秒に設定すると暗くなり過ぎず、被写体もブレずに撮影できるかもしれません。
野鳥撮影はその他のカメラ撮影と違って、光をどの方向から当て、構図を整え・・・なんて落ち着いて撮影している時間はないのがほとんどです。
初心者の方は設定に気を取られず、ファインダーに野鳥を入れピントを合わせることに集中してシャッターを切ることが、成功体験を積み重ねる近道です。
そして、このモードで慣れてもらいたい点がもう一つ。
ISO感度の数値確認です。
同じ撮影環境でシャッタースピードを変更するとISO感度の数値が変化している場合があります。 この数値を確認しながら被写体にピントを合わせるクセを付けましょう。
被写体に対して適切なシャッタースピードの選択・ISO感度数値確認ができるようになったらBへステップアップしましょう!
B) ISO感度調整
このモードはシャッタースピードに加え、絞り値・ISO感度を調整できるモードです。
この数値が高い状態で撮影すると、「ノイズ」と呼ばれるザラザラしたものが写真に映り込んできます。
こうなると良い画質の写真ではなく鑑賞に堪えられなくなる事があります。
これは鑑賞する方の感覚によるので、自分はこのぐらいノイズが乗っても良いと思えばそれで問題はありません。
しかし、もう少しノイズを落ち着かせたいと考えた場合、シャッター速度を低く設定する必要があります。
それを自分の好みのノイズ具合に表現するにはISO感度の数値を覚えましょう。
私の場合、ISO100〜3200までは額装できる作品、ISO6400〜10000まではスマホ・タブレット鑑賞用、ISO12800〜は証拠写真
と写真の完成度をイメージしながらISO感度を確認しつつ、シャッター速度を微調整しています。
逆にISO100や800以下でなければと設定値を縛る方もいますが、あまり縛られ過ぎてしまうとシャッタースピードが遅すぎて被写体ブレを起こします。
その塩梅を調整しながら自分のイメージする写真撮影を楽しんでいきましょう。
ピント
昨今の像面位相差AFにより、格段にピント精度と速度が上がり歩留まりが非常に良好である。作品を仕上げるうえで、解像感・シャープな描写は一定水準必要であり、等倍表示で確認し無にピント面が当たっていることが重要。
ただし、目にピント面が当たり羽毛が解像していれば100点の写真とは考えないで様にしている。構図やシーンのバリエーションにより、ピント面が胴体でも素晴らしい作品になることもある。
鳥瞳AFでピントをスムーズに当てるコツは、クロップ撮影モードで撮影する方法もあります。画角が狭くなり、ズームアップした感覚で瞳AFやゾーンAFで合焦しやすくなります。
また、構図を考え、風景も取り入れる場合は置きピンします。この時に、コンティニュアスAFの設定のままだとカメラ側がピントを意図している場所からずらしてしまうことがあります。この場合コンティニュアスAFはOFFにしましょう。
ボタンカスタマイズを行っておくと、状況に応じて適切なピント合わせが簡単です。